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  • 経済
  • 2016年12月1日
  • カンボジアニュース

産油国アゼルバイジャンからの石油・ガス投資を期待―カンボジア鉱工エネルギー省[経済]

 鉱工・エネルギー省の国務長官は11月29日、先週行われたアゼルバイジャン大使アナール・イマノフ氏との会議で、鉱工・エネルギー省のスイ・サエム大臣が、「カンボジアに埋蔵された未使用エネルギーの開発のため、アゼルバイジャンからの多額の投資に加え、石油・ガス産業における技術支援を要求する」と述べたとクメールタイムズ紙に話した。

 フン・セン首相が2014年にアゼルバイジャンへ表敬訪問をした際、石油・ガス部門での経済協力を約束したという。

 アゼルバイジャンは、西アジアと東ヨーロッパにまたがる南コーカサス地域にあり、1991年に旧ソ連共和国から独立し、石油や天然ガスが豊富で、石油探査と開発において世界で最も重要な地域の一つと考えられている。1994年9月には、アゼルバイジャン共和国の国営石油会社とアモコ、BP、エクソンモービル、ルクオイルとスタットオイルなど13の石油会社との間で30年契約が調印された。

 国務長官は、「イマノフ氏が、石油・ガスの研究をする外国企業を奨励し、カンボジアの可能性についての情報共有に合意したと」と述べ、「現時点では、次回会議について決まっていないが、彼らがカンボジアの石油と天然ガスに投資し、当局だけでなく地元石油会社への専門家派遣など、ベストを尽くしてくれると信じている」と付け加えている。

 同省によって、今年末までに石油と天然ガスの新法案の承認が行われると期待される。

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