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プレアシアヌーク州の不動産業界は、新プロジェクトの開発、観光の成長、および中国の広東省との姉妹提携プログラムのおかげで活況を呈している。
10月中旬、パン・ソサック商業大臣は、「シアヌークビルは、一路一帯の経済回廊において、中国とカンボジアを繋ぐ戦略的な場所であり、中国の職業教育センターの建設やインフラの開発プロジェクトなどが益々増えるだろう」と述べた。 2013年以来、中国とユーラシア間の接続を促進する「一路一帯」構想は、中国の経済外交の目玉となっている。
地元不動産会社ラッキー不動産の創設者であり、カンボジア不動産協会の副会長ソーン・セアップ氏は、「経済特区や軽工業地帯、深海港、ビーチリゾートや健全な不動産開発など、不動産業界においてプレアシアヌーク州は非常に強力な可能性を秘めている。人口は成長が予想され、個人住宅や倉庫など、より多くの需要があるだろう。投資家は多かれ少なかれキャピタルゲインの恩恵が得られる。プレアシアヌーク州が持つ最大の資産の一つ、海上輸送のハブとしての機能は、企業にとって魅力的であり、不動産業界を後押しする」と話した。
最近、公共事業運輸省は19億ドルをかけて、プノンペンーシアヌークビル間に新しい高速道路の建設を発表、資金は中国の無利子融資からで、道路建設は来年開始予定だ。
また6月18日には、シンガポールのHLHグループが、プノンペン、シアヌークビルと他の主要都市で中間所得層をターゲットに不動産開発会社の立ち上げとカンボジアの不動産市場への参入を発表し、進行中のシアヌークビルのプロジェクトは、80%が既に販売されているという。
キー不動産によるシアヌーク州の土地の価格調査によると、海岸の土地は平方メートルあたり1000〜1200ドル。国道4号線沿いの工業用地は、1000 ~1500ドル。主要道路沿いの住宅用地は、500〜700ドルだった。