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習近平国家主席がカンボジアに2日間滞在し、1億2千万元(約1億8千万ドル)の財政援助やインフラ整備、コメの輸出などについて、31の協定や覚書が締結された。
当初予定されていた通り、カンボジアから中国へのコメの輸出については、年間10万トンから20万トンへと増加する合意がなされた。一方で、精米業者救済のために3億ドルの融資を中国側へ求めていたものの、会談では言及されなかった。
クメールタイムズ紙は、今回の合意が2カ国の関係におけるマイルストーンとなると報じている。
カンボジア最高国家経済評議会の上級顧問は、「経済発展に焦点を置いただけでなく、両国の外交関係や、地政学的側面、文化面なども強化され、すべての分野で合意がなされた」と述べ、この結果を評価した。
中国はカンボジアの最大の貿易国で、2カ国間の貿易取引高は今年の上半期で23億4千万ドルにのぼり、中国からカンボジアへの直接投資額は、今年6月までに120億ドルとなった。