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  • 2016年10月9日
  • カンボジアニュース

カンボジア電気通信規制機関、未登録SIMカードへ最終通告[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 カンボジア電気通信規制機関(Telecommunication Regulator of Cambodia=TRC)によると、1年以上前に始まった政府の取締りにより、携帯事業者はSIMカードに顧客情報を登録する必要があり、その最終期限が11月1日に設定されている。

 TRCの広報官は、「SIMカード登録ついて提示予定日が決まり、全ての携帯電話事業者に呼びかけた。しかし1年以上前からキャンペーンを行っているにも関わらず、1930万枚のSIMカードのうち150万枚が適切に登録されていない」と話す。政府は未登録のSIMの取締りにより、犯罪行為を削減し、国家の安全保障が目的だ。

 政府は、小売業者によるアクティベート前のSIMカードの販売禁止を9月末に声明で発表し、11月1日までに登録しないと、SIMが取り消される。また、非アクティブ化される7日前から、未登録のSIMカードには顧客に7回以上の警告をするよう事業者に要求している。

 広報官は、「我々はオンライン管理システムを利用して、未登録のSIMカードを制御、また簡単に未登録者を見つけることが出来る。将来的には強制措置も考えている」と述べた。

 通信大手のスマートアクシアタの未登録SIMカードを使用している女性は、「この一年間会社から何の警告も受信していない」と話すが、彼女は今後非アクティブ化に直面する可能性がある。

 SIMカードを販売する携帯販売店は、「取締りが始まり、SIMカードの販売は40%減少している。ほとんどの顧客は、簡単なので未登録のSIMカードの購入することを好む」と述べ、「未登録のSIMカードはプノンペンの大部分で見られ、 たった0.5ドルで手に入れられる」と付け加えた。

 スマートアクシアタのトーマス・ハントCEOは、「同社が国家安全保障と加入者の保護を目的として、政府の期限を遵守する」と述べ、「スマートは、加入者の混乱を防ぎ、影響を最小限にしながら、TRCと内務省との話し合いのもと、業界内で効果的にこの運動に取り組む」と話している。

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