カンボジア商務省とマイクロソフト社が今週火曜日に覚書を締結し、カンボジアの情報通信技術(ICT)分野で協力すると合意した。クメールタイムズ紙が報じた。
覚書の内容は、具体的な協力スケジュール作成のための協議や、協力内容の実施に向けた努力などについてだ。
同省大臣のパン・ソラサック氏は覚書締結後、カンボジアでのICTの重要性について触れたうえで、「今回の協力はICT分野の発展に寄与するだろう。多くのイベントを通して、情報技術の取り入れやウイルスフリーのソフトウェア利用の促進、サイバーセキュリティに関する教育、最新情報技術の紹介などを行う予定だ」と語った。
パン大臣によれば、同省とマイクロソフトはオンライン同時通訳サービスの提供によって言語障壁を解消できるアプリケーション「トランスレーター・ハブ・クメール・プロジェクト」に参加予定だという。
専門家によれば、英語とクメール語の両方で最低でも10万文をアップロードする必要があり、関連したワークショップを行う場も必要だという。
マイクロソフトの担当責任者によれば、ワークショップはクメール語の文章をアップロードするためにどう翻訳プラットフォームを使うかなどを生徒に教えることにフォーカスされる予定だ。
またマイクロソフトは、同省のクラウド・コンピューティングやイーコマース、知的所有権などの取り組みへの協力に加え、カンボジア国内の開発者やスタートアップ、教育者への接触も目指す予定だ。