カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年4月9日
  • カンボジアニュース

プノンペン経済特区が4月18日からブックビルディング開始[経済]

news_20160409_mini
(c)Cambodia Daily

 プノンペン経済特区(PPSEZ)が4月6日、遅れていたIPOに向け今後のスケジュールを発表した。4月18日から5日間かけてブックビルディング方式で新株の価格決定を行い、その2日後に公開する。

 PPSEZは、今年後半に1160万USDの新株発行を目指している。PPSEZは指標価格は1株あたり$0.7~$1.0で、総時価総額は4050万~5788万ドルとなるだろうと述べた。投資家は4月18日開始のブックビルディングに招待される。

 PPSEZは、76の日本企業のテナントを持ち、カンボジアで4番目となる、不動産と工業サービスで唯一の上場企業を目指しており、昨年の発表で、2014年に2340万USDの収入があったと述べている。当初はタイ国境近くにあるポイペトでの新経済特区開発のため、IPOで調達資金額を1500万USDまで引上げることを目指したが、810万~ 1160万USDとした。

 PPSEZによると、昨年12月に上場したプノンペン自治港(PPAP)が520万USDを調達しており、投資家に十分な時間を与えるために近すぎる株式公開を避け、IPOを計画的に遅らせたという。

 プノンペンポスト紙によると、アクレダ証券のCEO、スバイ・ヘイ氏は、PPSEZのポテンシャルは十分にあると述べたが、PPAPからわずか数ヶ月後の上場となることから、IPOの予想株価はPPAP株価5120リエル(約$1.28)と比較し、相対的に低くなるだろうと話した。

関連記事
経済
上場7銘柄のうち4銘柄の株価が公募価格を下回る カンボジア[経済]
(11月11日)
経済
カンボジア証券取引所、上場企業数が約2倍に増加する見込み[経済]
(01月16日)
経済
カンボジアのシアヌークビル自治港、プノンペン自治港は堅調に成長[経済]
(01月09日)
経済
プノンペン自治港、今年1月から7月の間の物流量が大幅に増加[経済]
(08月23日)
経済
カンボジア縫製業協会、港での自動車技術検査に懸念を表明[経済]
(07月04日)
経済
プノンペン自治港の第1四半期売上が26%増[経済]
(23日)
あわせて読みたい
特集
まちづくりひとづくり スペシャル対談 vol.7-
特集
不燃性マーケット?カンボジア株式市場〜開設から5年、全く活性化の兆しを見せないカンボジア証券市場。 周辺ASEAN諸国の証券市場の軌跡と合わせて辿る新興株式マーケットの可能性 〜(1/4)
特集
カンボジア人の声 協和製函 ホート・アムセイン
特集
カンボジアの経済特区 Vol.2
業界
より多くの製品とサービスの導入で投資家を誘致していきたい[金融・保険]スヴァイ・ハーイ(2/2)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース
ここ1ヶ月で注目度の高いニュース