(c)Phnom Penh Post
シアヌークビルの観光業界は、6月17日開始のカンボジア・アンコール航空によるシアヌークビル-ホーチミン間の直行便を歓迎している。
プノンペンポスト紙によると、シアヌークビル観光協会、ダグラス・マッコール副会長は、「ホテル占有率の増加は確実だが、フライト数に応じた開発が重要であると述べ、観光客の多くは中国からであり、昆明に続く中国からの追加便がさらに重要だ」と話す。
クイーンコホテル&カジノのゼネラルマネージャー、アーロン・ジニ氏は、「直行便がバンコクに先立ってホーチミンと結ばれたのには意味があり、ベトナム人やホーチミンで乗継ぐ中国人観光客の来訪を促す」と話し、タイには有名なビーチリゾートがあるためカンボジアを訪れるメリットは少ないと指摘する。
シアヌークビル州の観光部門ディレクター、ノウ・ソファル氏は、「シアヌークビルの観光客数は、今年1~3月間で13.7%増加したものの、ベトナムからの訪問者数は減少しており、直行便に期待する」と述べた。
同部門の統計によると、今年第1四半期のシアヌークビル観光客の国籍別トップ3は、中国、ロシア、ドイツで、ベトナムは4位の1万1200人。同氏は、「直行便はベトナム人観光客の増加に留まらず、国際的な旅行者に新たな観光ルートを提供するものだ」と話す。