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  • コラム
  • 2020年1月31日
  • カンボジアニュース

新型コロナウィルスに関する注意喚起とカンボジアの現状

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(c)photo-ac.com

 カンボジア保健省の発表によると、中国・武漢からシアヌークビルを訪れていた中国人男性1名が新型コロナウイルスに感染していることを確認しました。男性は、25日に発熱などの症状が出たため、政府が検査を行った結果、新型のコロナウイルスへの感染が確認されたということです。

 一方、男性の家族はいずれも感染が確認されなかったということです。男性はシアヌークビルにある病院で隔離され、治療を受けているということで、容体は安定しているということです。

 世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスについて、リスクが中国は非常に高いとし、世界的にも高リスクだとしています。中国の保健当局は、新型ウイルスについて、最長2週間とみられる潜伏期間にも感染すると警告しています。

 28日時点で、中国では4000人超の感染を確認しています。感染者の大部分が武漢市内とその周辺に集中しています。死者106人のほとんどは武漢地域で確認されましたが、同地域以外でも複数の死者が確認されており、首都北京でも初の死者が出ています。中国本土からの観光客に人気の賭博都市マカオでも28日時点で7人の感染を確認し、香港でも8人の感染者が確認されています。

 日本の外務省でも新型コロナウイルスに関する注意喚起が繰り返し行われています。うがいや手洗いなど感染予防に努め、万が一、発熱や咳、鼻水、咽頭痛、呼吸苦など肺炎を疑う症状が認められた場合は、直ちに医療機関に相談するようにしてください。

 カンボジア政府の対応として、現在明確な方針は出していませんが、カンボジア保健省に確認した情報では、プノンペン市内ではCalmette HospitalとKhmer–Soviet Friendship Hospitalが新型コロナウイルスか検査し、治療する機関病院になるようです。

 現状では冷静な行動が求められますが、日頃から感染のリスクを意識して行動してください。個人ができる対策として、以下のサイトをご確認ください。
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

 さらに、カンボジアでは人混みになるべく近づかない、不用意に人が集まるイベントに参加しないことを意識してください。29日現在、カンボジアの薬局ではマスクとアルコール消毒液が入手困難な状態となっています。一部の薬局ではこれらの商品を相場の10倍以上の値段で売られています。もし、日本からカンボジアに来る知り合いがいるのであれば、マスクとアルコール消毒液など感染予防になる物を持参してもらうことをお勧めします。

Sun International Clinic(サンインターナショナルクリニック)
WEB:https://siclinic.com/
TEL:+855 69 268 060 / +855 92 116 613(日本語対応)
住所:House No.18, St.302, Beoung Keng Kong1, Chamkamon, Phnom Penh, Cambodia

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