先週木曜日、オーストラリアからの肉牛2766頭がシアヌークビル港に初入荷した。
カンボジアデイリー紙によれば、船はシアヌークビル自治港に停泊し、肉牛は3時間以内に食品流通会社SLNミートサプライズの施設へと運ばれる予定だったという。
同社マネージングディレクターのホー・シム・リアン氏によれば、入荷した肉牛は屠殺後1キロあたり10~20ドルの価格が見込まれる。これは国産牛肉よりも高額だが、輸入の冷凍牛肉よりは40%安価である。
同氏は、「カンボジア国内で加工された牛肉は輸入物よりも安くて新鮮なので、中間層や低所得層にも手が届くだろう」と語る。牛肉は衛生的に保管され、冷蔵車で全国のスーパーマーケットやレストラン等へ配送される。
SLN社へ出荷したフロンティアインターナショナル社の地域担当者アシュリー・ジェームズ氏によれば、SLN社の設備はカンボジアの基準だけでなく、屠殺施設に関するオーストラリア政府の基準を満たすものだという。
プノンペンでステーキ店を経営するスティーブ・ビリントン氏は、「恐らく冷凍牛肉の品質が最良と考えられるので、輸入肉牛を使うことはまだ保留だ」と話す。
また、「消費者らは1キロ10ドルの国産牛を市場で購入している。良い肉であっても1ペニーさえ上乗せしようとは思わない」と話している。
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