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CPカンボジア社が生産する豚肉や鶏肉製品が6か月間生産禁止になったとのフェイスブックの投稿が拡散され業界に波紋を呼んでいる。クメールタイムズ紙が報じた。
同社が属するCPグループはバンコクに拠点を置くタイ最大のコングロマリットで、拡散されているフェイスブックの投稿によると、「製品を消費すると9日以内に死亡する可能性がある」というもので、「7人のCP従業員が同社製の食肉を摂取した後に死亡した」としている。
業界団体であるカンボジア家畜飼育者協会(Cambodia Rivestock Raisers Association=CLRA)は、投稿した者は元CPカンボジアの職員によるものだとして、投稿の内容を否定する異例の声明を発表した。
CLRAのスルン・ポウ会長は、「このフェイクニュースは大衆の気持ちに影響を与えているので、早急に行動を起こす必要があった」と述べ、「ソーシャルメディアで報道されたように、人々の健康に害を及ぼす可能性があるウイルスの発生はない」と述べている。
CLRAによると、カンボジア人は1日に5000頭以上の豚を消費し、このうちの4000頭は国内で生産されているという。