(c)Phnom Penh Post
オーン・ポーンモニロット経済財政大臣は2月29日、アンコール遺跡群のチケット販売を行う新国営機関を発表するなか、オンラインチケットサービスを導入するEチケット構想を発表した。プノンペンポスト紙の取材に応じた大臣は、使用中のデータシステムが統一されておらず、既存のITシステムの改善が必要だと述べた。
この構想は、旅行客が必要な写真をアップロードして、アンコールワット到着前にチケットを受け取れる仕組み。支払はクレジットカードで行うことができ、旅行客は写真を送るだけで長蛇の列に並ぶ必要がない。現在のチケットシステムは1999年から運用されて非常に遅れており、新サービスが好評なら観光客の増加に繋がる。
カンボジア商工会議所顧問のホー・ワンディ氏は、新サービスは観光客誘致に効果的であるものの、オンラインシステムに誤作動があれば旅行客から悪い評判が広まる。システムに不具合があった際の払戻規約や解決法を策定するべきだと述べた。