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大手物流会社マースクのカントリーマネージャー、プリモ・イェ氏は、物流イベントでの講演で、物流業界における喫緊の課題はインフラだと指摘した。
カンボジア唯一の深海港を有するシアヌークビルは、カンボジアと海外を繋ぐ重要な貿易拠点だ。
同氏によると、シアヌークビル港に貨物を運ぶトラックは、渋滞と道路の状態の悪さから、1日に1回しか走られず、当初こうした問題の緩和が期待されていた鉄道も技術的な課題によりサービスが安定していないという。
また、すべての貨物は、土曜日の正午までにシアヌークビル港に到着する必要があるため、毎週金曜日と土曜日には、トラックの移動が激しく、道路が混雑することから、プノンペンからシアヌークビルに貨物を輸送するのに10~12時間かかるという。
現在、プノンペンとシアヌークビルを結ぶ高速道路が建設中で、2023年までに完成する予定。完成すれば、プノンペンからシアヌークビルに貨物を輸送するのに3時間で済むと期待されている。