(c)Phnom Penh Post
カンボジアのEコマースが遅々として進まない中、国民の大半を占める現金払いで物を買い、銀行に預金をしていない人々に対して、ハイテク企業が電子決済ソリューションを開発し、Eコマースを推し進めようという動きがある。プノンペンポスト紙は報じた。
デジタルメディア、エンターテインメント企業のサバイデジタル社長、マイク・ガードナー氏は、「同社で電子決済の受け入れを進め、2017年末には完全に現金払いから電子化を果たしたい」と話した。
多くの通信会社やデジタルメディア企業の多くは、未だ現金での支払いに頼っており、電子化のために顧客にスクラッチカードを配布する代理店が必要だが、金融機関は好調な金融部門やデビットカードの拡大に目が向いており、電子決済化には消極的で、機会損失している(同氏)。
ガードナー氏は中央銀行のデータを引用して、「150万以上のキャッシュカード(うち80万はアクレダから発行)があり、25億ドルが銀行に眠っている。それを解き放てばEコマースのための可能性は大きく広がる」と話す。