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カンボジア中央銀行(NBC)と中国人民銀行が現在、二国間の民間設備投資を後押しするため、顧客の信用報告書を共有する方針で話を進めている。クメールタイムズ紙が報じた。
NBCのチア・セレイ総局長が中国人民銀行の幹部と会談した。チア氏は、「中国のきちんとした信用報告書を持っている中国人投資家は、簡単にカンボジア国内の銀行から融資を受けられる。カンボジア人投資家においても同様だ」と話す。
また、「両国が直接的に信用報告書を共有することは、プロセスの簡易化につながる。顧客の同意に基づいて共有するつもりだ。我々は今後、信用報告書共有における法的枠組みについて話し合っていく」と語った。
同氏によれば、人民元の国際化をさらに進める取り組みとして、両国内の輸入業者が自国通貨で支払いできるようにするという。中国についてだけでなく、近隣諸国の通貨についても同様に検討している。
アクレダ銀行のイン・チャンニー頭取は、「信用報告書における中国との提携は、個人の金銭の履歴を調査する点で、とても重要だ。融資先の信用リスクを調査するのに時間を無駄にせずに済む」と述べた。