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  • 日系
  • 2017年2月17日
  • カンボジアニュース

日本の自動車部品メーカー タイ国境のポイぺトに進出続々[日系]

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(c)Phnom Penh Post

 東南アジアのサプライチェーンネットワークを目指す日本企業が、低い労働コストを目的に、タイ国境近くに位置するポイぺトの工業団地に進出している。プノンペンポスト紙が報じた。

 ポイぺトの経済特区(SEZ)の工場は、安価なタイの電力とカンボジアの労働力に合わせて、税制の優遇措置の恩恵を受ける。工場労働者の平均収入は、賃金と手当を含めて月200ドル以下で、タイの労働者の約半分。また海抜50mにあるため、2011年にタイの工業地帯を襲ったような洪水被害からも安全だ。

 JETROカンボジアの河野将史所長は、「ポイペトの立地のメリットは、企業がタイから材料を輸入し、直ちにタイへの輸出ができること。スタッフと貨物は4時間以内にバンコクに到着することができ、トヨタ車のシートカバーの設置を年間8万台行うNHKスプリング社の工場からは、車でわずか2時間だ」と述べた。



 ポイぺトで67ヘクタールのSEZを運営する日本とカンボジアのジョイントベンチャー、サンコーカンボジアインベストメントグループの取締役ペウ・サンバット氏は、「同経済特区が、労働集約的なプロセスを必要とする製造活動において、競争力のある労働コストや魅力的な投資優遇措置など様々な要素を活用でき、タイ+ 1投資のため、戦略なプラットフォームを提供している」と述べた。

 2012年に設立されたサンコーSEZには4社の産業テナントが入居し、うち3社は500億ドルとも言われるタイの自動車産業を支える日本企業だ。サンコー経済特区に入居しているテクノパークポイペト(豊田通商が100%出資する工業団地運営会社)では、社員の食事や総務、経理、財務、人事などのサービスとともに、1,000平方メートルの賃貸工場を提供する予定で、顧客は製造に全面的に注力し、初期投資とリスクを緩和することで海外進出コストを削減することが可能になっている。

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