カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2020年8月7日
  • カンボジアニュース

カンボジアのジャーナリズムをより良い方向へ導く[経済]

UJFC president Huy Vannak speaks at a press conference at the Council of Ministers on Tuesday.  KT/Khem Sovannara
(c)Khmer Times

 カンボジアジャーナリスト連盟(UJFC)が2020年8月8日で設立4周年を迎える中、UFCJ会長のフイ・ワンナック氏ににこれまでの成果と、現在進行中のパンデミック下における活動状況、今後の課題について伺った。クメールタイムズが報じた。

 ーー4年前に設立してからの主な成果を教えてください

 フイ氏:我々は3つの歴史的な成果を上げることができました。一つ目はフリーダムセンターの建設です。カンボジアジャーナリズム史上初の大規模なジャーナリストグループとなり、ASEAN諸国の中でもこれほどの規模を持つグループはないでしょう。

 二つ目は国内外を代表するような機関を立ち上げたことです。UFCJは50か国から350以上の政党が加盟するアジア政党国際会議(ICAPP)メディアフォーラムの副議長を務めています。

 三つ目はメディアの能力向上に貢献し、カンボジアの優れたイメージを広めたことです。2017年に「カンボジアの少女たちは母親から売春を強いられている」と歪んだ記事を掲載した件で、我々はCNNやABCNewsに対して抗議をし、結果として彼らは訂正と謝罪を行いました。

ーーパンデミックの中、メディアはどのような影響を受けていますか?

 フイ氏:パンデミックはメディア活動に3つの影響を与えています。一つ目は我々の業務、そして各報道機関における通常業務です。

 二つ目は多くのメディアが従業員数を減らし、新聞社では出版物の削減をしました。一部のメディアでは紙面での出版をやめ、オンラインでの出版に変更しています。

 三つ目はコンテンツの問題ですが、ジャーナリストは国民の健康と自由の行使のバランスを取らなければなりません。我々はソーシャルメディアやオンラインメディアに誤りが見られ、修正を求める声が絶えないことを懸念しています。

ーー地元の記者は訴訟を受けたり、脅迫、逮捕されていると言われていますが、UFCJではどのように介入してきたのでしょうか?

 フイ氏:一部のジャーナリストが起こした事件の中には、重大な犯罪があることは認識しています。我々は多くのケースにおいて法定外での和解を促進し、告訴取り下げに結びつけるような介入をしてきました。

ーーカンボジアのメディア活動をどのように評価していますか?

 フイ氏:20年前と比べてカンボジアの報道の自由や取り巻く環境は、はるかに良くなっています。ジャーナリストは自由にこだわるのではなく、報道の質にこだわり、社会の進捗に合わせていく努力をしなければならなりません。報道の質が低ければ、国民の耳に入らなくなることや、記事を読んでもらえなくなってしまうからです。

ーーUFJC ではメディアのプロフェッショナリズムと倫理規定を推進するために、今後どのような活動をしていくのでしょうか?

フイ氏:プロフエッショナリズムと倫理規定を尊重することは、プロのジャーナリストの核となる価値観です。我々は現在3つの主要な課題に取り組んでいます。

 一つ目はカンボジアメディア評価委員会を設立し、データ収集をしていくこと。
 二つ目はデジタルメディアセンターを設立し、社会・政治・経済研究や第四次産業革命における情報技術開発の情報を集め、ジャーナリスト間で共有すること。
 三つ目はフェイクニュースとの戦いに参加し、カンボジアに関するメディア報道を監視していくことです。

経済の最新ニュースランキング
最新ニュース