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カンボジア王国政府は2020年上半期、財政収入として29億5000万米ドルを得た。あらゆる税源からの収益としては2兆9560億ドルを回収したが、これは昨年の同時期と比べるとわずか0.7%の減少であった。クメールタイムズが報じた。
徴税は、 カンボジア関税消費税総局(GDCE)と租税総局(GDT)の2機関が行っており、前者は輸出入商品への課税、後者は所得税、給与税、付加価値税、固定資産税などの内部税を担当している。
GDCEの上半期総税収は1兆6840億米ドルで、昨年の同時期と比べ12%減であった。これは、2020年予算法に定められている目標の43.9%にあたる。
税関および物品税としては16%減の12億7200万米ドルを徴収したが、自動車の輸入による税収が31.7%減、建設資材が28.2%減であったことに対し、燃料は5%増、その他3.1%増であった。
一方で、GDTの2020年上半期税収は1兆6840億米ドルと、昨年同時期に比べ12%増加した。
GDCE、GDTの2機関は昨年60億米ドルを徴税したが、そのうち前者による税収は28億1900万米ドル(前年比28%増)、後者による税収は3兆2000億米ドル(前年比30%増加)であった。