カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2018年2月11日
  • カンボジアニュース

ナガワールド VIP顧客による賭け金、カンボジアの国内総生産を上回る[経済]

news_201802111
(c)Phnom Penh Post

 プノンペンのナガワールドカジノは、昨年、VIP顧客によるカジノでの賭け金が2016年のカンボジアの国内総生産を上回ったと発表した。プノンペンポスト紙が報じた。

 香港証券取引所に上場しているナガワールドの親会社、ナガコーポレーションの昨年の年間財務報告によると、総賭博収益(GGR)が85%増の9億2600万ドル、純利益は39%増の2億5520万ドルだったと発表した。

 またVIP事業では142%増の211億ドルとなる最大の成長を見せており、カンボジアの2016年のGDP(200億2000万ドル)の値を上回っているという。

 同社の昨年の所得税は812万ドルで、これは同社CEOのボーナス1170万ドルよりも少ないという。

 また、これはGGRに基づく実効税率0.87%であり、カンボジアは、カジノにおいて世界で最も低い実効税率を誇っている。会計事務所PWCによると、2015年のGGRの各国の税率は、マカオ35%、オーストラリア10~45%、シンガポール5~15%だという。

 経済財政省の担当者は2月8日、「我々が、同社にどのような税金を課すか説明することは難しい。同協定には多くの基準があり、契約は非常に厚いため、説明は容易ではない」と述べており、同社は、2015年の財務省監査での「矛盾」の発見後、2016年には、1500万ドル以上の追加納税をした。

 中国人の訪問が活発になり、昨年ナガを訪れたの人数は前年比40%増の120万人に達している。それに伴いVIP事業はGGRの成長をもたらし、大衆向けのギャンブル収入、3億600万ドルの2倍以上にあたる、6億2530万ドルに達した。

 しかし、利益はわずか1億5390万ドルで、大衆向けである2億9430万ドルの約半分。VIP顧客の勝利率が低下した結果、VIPの利益率は約25%、大衆向けでは98%だった。つまり、同社の利益は増加したが、全体の売上総利益率は2016年の69%から49%に減少している。

関連記事
経済
カンボジア政府 低コスト住宅プロジェクトに税制優遇[経済]
(22日)
社会
ナガワールド カンボジアへの社会的貢献によりCSR最優秀賞[社会]
(10日)
経済
カンボジア縫製業協会 税務コンプライアンスに関するパートナーシップ締結[経済]
(05月30日)
経済
ナガワールドの親会社 クレディ・スイスとモルガンに社債を発行[経済]
(05月21日)
経済
カンボジア通信大手のスマートアクシアタ 最も優れた納税者として金賞を受賞[経済]
(05月17日)
経済
カンボジアの第1四半期中の税収 7億6100万ドル[経済]
(04月30日)
あわせて読みたい
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(1/4)
特集
カンボジア新しいスタンダード -カンボジア税制に対応したクラウド会計ソフトがいよいよ登場!-CAMBODIA NEW STANDARD
業界
カンボジアの税法に合わせた会計ソフトを開発 [法務・税務・会計] 安藤理智
業界
カンボジアの税務制度は変革期にある[法務・税務・会計]マック・ブラタナ、 ドゥク・ダリン
業界
有用性のある事前調査、プランニングが大切 [法務・税務・会計] 宮田智広
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース