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  • 2017年7月19日
  • カンボジアニュース

トウモロコシ農家を助けるべく 政府が緊急融資資金を流用[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 政府関係者によると、カンボジア政府は農作物の低価格に抗議しているトウモロコシ農家を支援するため、緊急で精米業者への緊急融資資金を使い資金を提供すると見られている。プノンペンポスト紙が報じた。

 政府の支援を受けている農村開発銀行(RDB)のカオ・タッチCEOは、「2700万ドルの緊急融資資金を使い、トウモロコシの貿易業者に資金を配給することで、小規模農家から購入したトウモロコシの価格を引き上げることができる」と発言した。

 また、融資は貯蔵のトウモロコシの使用に基づいて提供されると同氏は説明。金利は5~6%になると見られている。

 更に同氏は、「コメの収穫とトウモロコシ収穫の時期が異なり、更にコメの精米業者がこの資金を利用していないため、この予算を活用してトウモロコシ産業を助けることが可能だ」と述べた。元々の2700万ドルの融資資金のうち、米の精米業者に支払われている額は僅か350万ドルだ。



 バッタンバン州では、貿易業者が1キロあたり3.9バーツから下落した3バーツ(約0.09ドル)でトウモロコシを提供し始めたことを受け農家が抗議をしたが、バッタンバン州商工会議所の局長は、「価格の下落はコーンの早期収穫による水分含量の異常な高さが原因だ」と語った。

 またカオCEOは、RDBの融資資金は、推定年間100万トンを生産するカンボジアの北西部の収穫主要エリアを補うのに充分だと話し、融資は5年から7年の期間を要するサイロや倉庫の建設などの長期投資に適していると述べた。

 パン・ソラサック商業大臣も、「貯蔵施設の有用性はより良い価格を確保するために不可欠」と述べており、RDBの融資はトウモロコシの購入に十分な予算がない貿易業者にとっても、問題解決に成り得ると見られている。

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