カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2017年3月10日
  • カンボジアニュース

カンボジアのドル化経済 大きなリスクとコストをもたらす[経済]

news_201703101
(c)Khmer Times

 カンボジア国立銀行(中央銀行)内でも物価の安定性を重要視する人物として知られるコウ・ボウティ副総局長が、カンボジアの自国通貨(リエル)の利用促進を強調した。クメールタイムズ紙が報じた。

 カンボジアはドル化経済であり、リエルの供給量が増減しても、預金額の約80%が米ドルである経済にはほとんど影響を与えず、物価安定のためにNBCが金融政策を実施しても実効性が低い。

 それでも、変動する価格は不確実性を生み出し、価格の安定性は経済成長に不可欠なことから、NBCは価格の安定性維持のために、米ドルとリエル間で安定した為替レートを確保している。カンボジアは15年間、インフレ率は5%未満で推移しており、物価の安定を享受している。

 コウ副総局長は、「これまで、カンボジアのドル化経済は経済成長にとって大きな障害にはならなかったが、経済が拡大し続けるにつれ、大きなリスクとなるだろう。リエルの使用促進は、経済成長が継続するためには不可欠だ」と強調した。

 リエルが主要通貨になると、NBCはその供給量を調整するなど、価格変動に対してより効果的に対応することができ、カンボジア経済に利益をもたらすよう、為替レートを調整することも可能だという。

関連記事
社会
カンボジア国立銀行 プノンペンに金融の博物館をオープン[社会]
(09日)
経済
「中国はカンボジアの最も重要な経済的パートナー」 上海大学シンクタンク[経済]
(01日)
経済
カンボジアの縫製業の輸出成長鈍化へ 最低賃金の引上げが課題[経済]
(10月31日)
経済
カンボジアの2018年予算総額 前年から2割弱の伸び[経済]
(10月29日)
経済
越境取引において リエルの使用を促進[経済]
(10月27日)
経済
カンボジア国立銀行 国内の主要銀行を結ぶシステムを開発[経済]
(10月25日)
あわせて読みたい
特集
隠れた“フィンテック先進国”カンボジア ~スマホ・携帯による送金額は国内総生産の半額規模にまで到達、急速に普及する金融×IT先端サービスの行く先は?~ (2/4)
特集
隠れた“フィンテック先進国”カンボジア ~スマホ・携帯による送金額は国内総生産の半額規模にまで到達、急速に普及する金融×IT先端サービスの行く先は?~ (1/4)
特集
本音調査アンケート 調査リポート04―日本人の常識はカンボジア人の非常識
特集
カンボジア経済データ(2017/7/10更新)
特集
急拡大するカンボジアのマイクロファイナンス市場。存在感を増す日系企業の参入と巨額投資、そのマネーが向かう先の実体は?(1/3)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース