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現地不動産エージェントの調査によれば、プノンペン中心部のトンレバサック地区とボンケンコン地区における今年前半の地価は、乱開発や新規投資が低迷していたことにより更なる上昇を免れたという。
センチュリー21メコンのチレク・ソクニムCEOは、今年上半期の平均地価について、「トンレバサック地区は3500~4000ドル/㎡、ボンケンコン地区は、3800~5000ドル/㎡と安定的に推移しており、また、その他にトゥールスバイプレイ1及び2地区、トムノムタック地区、オリンピック地区の土地価格も安定している」と話す。
ラッキー不動産のゼネラルマネージャーは、安定の理由を「プノンペン地価が既にピークに達しているからだ」と話し、しかし「価格の下落は期待しない方がいい」と付け加えた。
また、「近隣諸国と比較して市街地の地価が低いが、多くの人に手が届かなくなるので現在の地価からの上昇は許されるべきではない」と述べる。
同氏によると、ASEAN経済統合が2014年からの驚異的な地価上昇に繋がり、カンボジアの不動産市場の活性化に役立ったといい、「全盛期は2年前で、多くの投資家が来てプノンペンの土地価格が天井を突き破った」と話した。