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業界別インタビュー

2016/3/29

知的遊園地が具現化してきています[教育・学習支援]三浦信宏

教育・学習支援

プノンペン日本人学校
校長: 三浦 信宏 Miura Nobuhiro
学校は「知的遊園地」であると語るプノンペン日本人学校校長の三浦信宏氏。その三浦氏のポリシーと周囲の協力のもと、開校以来どんどん具現化してきている。校長の三浦氏に、プノンペン日本人学校について語っていただいた。
100聞は1見にしかず、100見は1触にしかず

 当校では、「ワクワク、ドキドキ」できるような課外授業を多く行っています。教室の中だけで聞くよりも、実際に見て、体験したものの方が身につくので。先日もオールドマーケットに行ってきました。マーケットを見るのではなくて、両替商の人の話を聴きにいったんですよ。バスに乗る体験もしましたし、CCCのプールを借りて水泳大会もしました。6年生の修学旅行は11月にシェムリアップに行っています。「家族旅行で出来るものはやめよう」と思い、工夫をしてみました。観光ではなくサーカスの体験や染め物、補習校の生徒と交流など。基本は、企画している先生が「ワクワク、ドキドキ」するかどうか、です。校長が楽しむ、先生が楽しむ、そうすると生徒が楽しむ。そんな風に考えています。

人数が少ないのはいいこと、とらえ方の問題

 現在入れ替わりはありますが、25名になります。まだまだ少ないですが少しずつ増えています。でも人数が少ないことはいいことなんです。例えばバンコクの日本人学校は13クラスあるんですが、大きいのは大きい良さがあって小さいのは小さい良さがあるんです。とらえ方ですよね。人数が少ないデメリットは、人間関係の幅が広がらないので縦割りになってしまうことです。運動会も3色対抗なんです。

 でも小学生と中学生が一緒にチームなるので、そういう所で人間関係は広がります。あとは個に応じた教育をするようにしていますね。校長も担任も生徒のために動く。小学3年生のお店学習でイオンさんのバックヤードを見せてもらったんですが、こんなに手厚い学校ないですよって言われました。たくさんの人に来てほしいけど、そうしたら大きくなっちゃいます。でもそれはそれでまた別の楽しみがありますけどね。

地域、学校、家族の三位一体

 うちの学校は給食ではなくお弁当なんです。なので、共通のあたたかいものを食べる経験がないため、先日、保護者の方たちが家庭科教室でカレーを作ってくれました。生徒たちはご飯だけを持ってきてみんなで食べるんです。そしてら、今度はカンボジア人のお母さんたちがカンボジアカレーを作ってくれると。学校はすべてが教材ですからね。共に育てる教育を地域、学校、家庭の三位一体でやりたいんです。ここにはどんどんいろんな人が入ってきてほしいです。少人数の良さはこのように校長が保護者のことも分かることですね。

世界一楽しい日本人学校にしたい

 お話ワールドという、生徒によるプレゼンや、わくわく英語、わくわくエクササイズなど。わくわくクメールタイムというのもあって、クメール語で買い物競争をしたりもするんです。歌も歌いますし運動もします。図書委員による図書の紹介や算数ゲームも。頭と心のトレーニングですね。小学6年生や中学部では数学のゲームをやるんですが、担任まで真剣にやっています(笑) 大人が面白いものは子ども面白いですからね。日本の学校以上のことは出来ていますし、どこにもない環境だと思っています。

 生徒にも、世界一楽しい日本人学校にしようねと言っています。教育に関する相談もうけますよ。インターがいいのか、日本人学校がいいのかなど。将来的に日本の高校、大学に進む予定であれば、日本人学校がいいですね。授業で習う日本語と社会で使う日本語はまた違いますし。その他なんでも遠慮せずにきてください。開かれた学校ですので。(取材日/2015年10月)


プノンペン日本人学校
事業内容:初等教育
URL: www.jspp.edu.kh

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