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  • 2017年11月6日
  • カンボジアニュース

カンボジアでもインフルエンザは油断大敵[コラム]

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(c)WHO

 日本では「インフルエンザは乾燥した冬に猛威を振るう」というイメージで知られています。そのため、東南アジアで急な高熱に見舞われると、マラリア?デング熱?と不安になるかもしれません。しかし、インフルエンザは地域によって時期や頻度こそ異なるものの、世界中で流行が見られます。もちろんカンボジアでもインフルエンザが流行する時期があり、注意が必要です。

 カンボジアのような熱帯地域でインフルエンザが流行する理由には諸説あり、よく分かっていないようですが、空気の乾燥や大気汚染により気道粘膜の防御機能が低下すると、インフルエンザに感染しやすくなります。また、エアコンによる閉めきった乾燥寒冷環境が増えていることもインフルエンザの流行を後押ししていると言えます。

 インフルエンザの症状のつらさを考えると、できればインフルエンザにはかかりたくないものです。何となく予防接種の必要性を感じるけど、その効果・安全性に否定的な意見を耳にすると余計に迷ってしまいます。事実、厚生労働省のホームページを見ると、「ワクチンはインフルエンザ感染を完全に抑える働きはないが、インフルエンザの発症と重症化を抑える効果がある」と書かれています。



 この「感染」とは、ウイルスが鼻や口の粘膜から体内に入り増殖することであり、「発症」とは、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザ症状を起こすことを意味します。つまり、インフルエンザワクチンはウイルスの侵入までは防げなくとも、接種後およそ2週間で体内にウイルスを排除する抗体を作リ出すため、同じウイルスの侵入時には発症や重症化を抑えることが可能になります。

 また、インフルエンザウイルスは変異しやすいため、麻疹や風疹などその他の予防接種と比べて、疾病予防効果に疑問が持たれやすい側面があります。しかし、インフルエンザワクチンを接種していない人は、接種した人と比べて2.5倍インフルエンザ発症リスクが高まるというデータもあります。

 そのため、世界保健機関(WHO)でも、妊婦・生後6ヶ月~5歳の子ども・高齢者・慢性疾患のある人・医療従事者に対しては毎年のインフルエンザワクチン接種を推奨しています。一部の専門家による、信頼性に乏しい古いデータに基づく見解や稀な副作用のリスクばかりが強調され、なかなか正しい情報が伝わらないことは問題かもしれません。

 一般的に、インフルエンザは発症の前日から発症後3~7日間、また解熱後でも鼻やのどからウイルスを排出すると言われています。

 人々の往来が激しい昨今では、居住地・時期を問わず、インフルエンザ感染のリスクが伴います。地域での集団接種率が高いほど、その地域での感染率を下げる効力を発揮するため、手洗い・マスク着用のみならず、インフルエンザが流行する前にワクチン接種を検討してみてはいかがでしょうか?

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