2018年7月25日
―――自己紹介をお願いします
ジョージ・シエ(以下、シエ) 私のキャリアは1986年からスタートしました。31年以上前ですね。私は建築スタジオで図面のトレーサーとしてキャリアをスタートさせました。そしていくつかの建設会社で経験を経て、14年前私はこの会社を台湾で起業しました。この14年間で中国の大型プロジェクトを進めました。台湾や中国での実績は多くありますが、その他の国ではカンボジアです。
―――御社ついて教えてください
シエ 当社は4つの強みがあります。1つはデザインとプリンティング、2つ目はセールスとマーケティング、3つ目はコンストラクションマネジメント、そして4つ目はプロパティマネジメントです。
建設はデザインとプリンティングから始まるので、当社は大型プロジェクトの全体を進めることができると言う意味になります。多くの不動産開発業者は、セールスとマーケティングに注力するがあまり、その後のコンストラクションマネジメントやプロパティマネジメントには力を入れられていません。しかし、当社ではコントラクションマネジメントとプロパティマネジメントを行うことにより、物件の価値をより高めることが可能です。これはバイヤーにとっても、入居者にとっても良いことだと思います。「ザ・ビュー」は海外の初めて案件ですが、2018年中には2つ目のプロジェクト始めるつもりです。
―――なぜカンボジアに進出しようと思ったのですか
シエ 私たちはカンボジアの、特にボンケンコン地区の急激な成長を目の当たりにしました。アジアを見れば日本がまず成長し、その後に台湾や韓国、香港、そしてこの20年にはマレーシアやタイが成長しました。そして今成長が期待される国はカンボジア、ミャンマーなどの国だと思います。特にカンボジアはUSドルが市場に流通しており、海外投資家にとって高いインセンティブとなります。カンボジアの高度経済成長、そしてUSドル。これらがカンボジアに進出した主な理由です。
―――カンボジアの不動産業界についてどう思われますか
シエ カンボジアの不動産業界はこの5年間とても景気が良く、急成長しました。そして、今後の5~10年も継続して高い成長率を維持が、カンボジアの不動産業へ恩恵をもたらすと思います。今後のカンボジアの不動産業界の発展には期待と自信があります。
―――カンボジアの不動産業界に不安点などはありますか
シエ マーケットは需要と供給の結果により形成されていくものだと思います。カンボジアの不動産は供給過多だと指摘する人もいますが、カンボジアの不動産需要は今後も高まり続けると予想しているので、心配する必要はないと思います。アジアを見てみれば、台湾や中国、マレーシア人など、多くの華僑がよりよい生活を求め海外へ留学、駐在、もしくは移住をしています。そしてこれはどんどん増えていくと思っています。ノープロブレムです。
―――今回のプロエクト、カンボジアで大型サービスアパットメントの建設を進める点での問題や課題などあれば教えて下さい
シエ これは台湾や中国のプロジェクトにも言えますが、このようなプロジェクトには多くの調査が必要です。このプロジェクトを開始する前に、1年ほど調査をしました。特に規制や法律はしっかり理解しないといけません。大きな問題点としては、2点あります。
1つは外国人がカンボジアを理解していないこと、特に貧困や汚職などネガティブな認識を持っていますね。
2つめは、ローカルパートナーの経験不足ですね。「ザ・ビュー」のような高級サービスアパートメントに対して馴染みがないので、ローカルパートナーの教育から、ひとつひとつ始めなければなりませんでした。
―――今後も高級サービスアパートメントの建設は進んでいくと思いますか
シエ そう思います。海外の投資を呼び込むためには、海外の投資家を呼び込む必要があります。彼らが滞在するための高級施設は今後増えるでしょうね。各国の都市にたくさんの5つ星ホテルと同じように、高級ホテルや高級サービスアパートメントは今後も増えると思います。
―――高級サービスアパートメントなどへの投資家はどの国の外国人が多いですか
シエ まず、歴史的に見ると、20年程前はフランス、台湾、日本がカンボジアへの投資額がトップで、10年程は韓国が台頭し、現在は中国からが増えていますね。注目すべきところは、カンボジアへ投資する国の数が増えたことです。今後ますます、様々な国がカンボジアへ進出してくると思います。
―――高級サービスアパートメントの利用者はどこの国の外国人が多いですか
シエ すべてのサービスアパートメントには特徴があり、ターゲットとする利用者に合わせた設計になっていますので一概には言えません。「ザ・ビュー」の場合、一番のターゲットは日本人、台湾人です。「ザ・ビュー」は、日本人が快適さを感じられる設計はもちろん、フロントデスクには日本語対応が可能なスタッフにより日本式のサービスを提供したいと考えています。
―――最後に、一言コメントをお願いします。
シエ カンボジアは海外投資家、海外ビジネスマンにとって新しい楽園です。我々は住宅が皆様の家庭、ビジネス、夢のスタートを支えられると信じております。そして我々は皆様の幸福を支えていきます。