2014年12月25日
本校は1997年に設立され、2014年にNord Anglia Education Groupの一員となりました。開校以来本校は順調に成長しており、現在は全校生徒500名規模となっています。緑あふれる校庭と広いキャンパスで生徒も満足しておりますし、教師も14の国から雇用しており、それぞれの情熱を持って本校で取り組んでいます。
本校は、IBプログラムの3つすべてにおいて認定されています。G6までの小学部、G7-G10の中等部、G11-G12の高等プログラムです。IB認定校は世界147カ国4000近くありますが、3つのプログラムのすべてを提供している本校は、世界中にある225校のうちの一つとなり、3歳から18歳まで学べます。子供たちの興味を引くプログラム設計となっており、彼らの学ぶ意欲を高めます。中等部向けのプログラムはかなりやりがいのある内容で、教科と現実社会の結びつきを重要視しています。私どもではIBディプロマが大学等高等教育機関へ進学する基礎となると考えていますし、事実多くの大学でも認知されています。
カンボジアは教育の選択肢には恵まれていますが、国際基準に認められるものは少ないと思います。そんな中で、ノースブリッジは国内でも最良の教育機会を提供しています。
本校の生徒は、国際的に認定された課程で学びます。IB教育課程は、世界でも評判の高い課程です。残念ながらカンボジアでは教育機関の基準が明確ではありません。インターナショナルスクールを名乗っていても、教育のレベルがさほど高くない場合もありますので、保護者は入念に調べたほうが良いと言えるでしょう。
また、学校の教養課程の認可基準はとても重要です。今後カンボジアを離れて海外の教育課程に進む予定のある方は、特に注意が必要です。カリキュラムも重要です。その学校の力の入れる教科、そして教育方針、教師の資格制度と経験は、学校の質を左右します。本校の教師は国際資格を持っているのはもちろん、多くが過去に他のインターナショナルスクールでの勤務経験もあります。
学校見学の時は、これらをポイントにすると良いでしょう。学校に歓迎のムードがあるか、子供たちが笑顔で楽しんでいるように見えるか、施設は適切で清潔感があるか、設備維持は適切に行われているか。さらに学校の施設や環境が子供たちの好奇心をそそるものになっているか、安全で育つ環境になっているか、図書館や美術、音楽、科学などの教室は時代遅れになっていないか等です。一教室の定員も確認したほうがいいですね。放課後の活動や保護者の取り組みスタンス、中高等部は近年の進学実績も知っておくと良いでしょう。
基本的なことですが、インターナショナルスクールは生徒の国際化を促進します。あなたの子供だけが新しい環境にいるわけではなく、カンボジアを離れた後、別な学校でもその経験を引き継ぐことが可能です。いろんな国の子供たちと学びを共にすることで、視野も広がります。文化や考え方に違いがあって当然だということも理解できるようになります。
IBは国際基準の中でも秀逸といわれています。生徒を中心に考えられた、やりがいのある教育課程です。通常の学校では教材ありきで勉学を進めますが、IBでは生徒が自ら調査し、結果を探求することが求められます。時に複雑な課題に対してもより深く理解するよう学習を進めます。教師は先導することはあっても、あくまで生徒主導であることを優先します。IBは生徒にとっても素晴らしい経験です。
ほとんどの学校がウェブサイトで細かく選考基準を提示しているはずです。何か疑問があれば窓口で個別に説明してくれると思います。本校ではキャンパスの案内、教師への紹介、細かい質疑応答を提供しており、時に体験入学をしてもらうこともあります。
本校の場合ですが申請用紙と過去の学校の成績表、パスポートコピー、健康診断書の提出をもって受付けます。その後、面接や入試で我が校の環境と合致しているか判断します。特に英語力は重要です。また、幼児の場合自立していて集団生活についていけるような社会性があるかを見ます。過去の成績や入試の結果、本人の学ぶ意欲を総合的に判断し、適合するのであれば入学を認めます。英語を母国語としない生徒には追加の教育課程もあります。
カンボジアの成長は著しく、特にプノンペンは急速に国際化しています。家族でも楽しめますし、住居環境も豊富です。良い学校さえ選択することができたら、子供もすぐなじみます。ノースブリッジ・インターナショナルスクール・カンボジアでお会いする日を楽しみにしています。(取材日/2014年8月)