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カンボジア観光省によると、2016年上半期の観光客数において、ベトナム、韓国、ラオスが下落する中、中国、タイからの数は上昇している。
観光省統計部門の責任者は、「今年上半期、前年同期比2.6%増の230万人の外国人観光客がカンボジアを訪れ、上位10カ国は、中国、タイ、ベトナム、韓国、ラオス、米国、日本、フランス、英国、オーストラリアだった」とクメール・タイムズ紙に語った。
また同期において、ベトナムからの観光客数は3.6%、韓国、ラオスがそれぞれ17%、23%減少した一方、タイは23%、中国は18%増加したという。
その理由について同氏は、「タイは隣国であり、投資も多く、国境を横断するのが簡単だ」と述べ、「中国とは良好な関係を保っており、直行便の存在も大きい」と話した。昨年、中国からの観光客は約69万人、これは2014年から14.5%増加し、2016年上半期には約32万人を記録した。
カンボジア観光連盟の事務局長ホー・ワンディ氏は、「中国及びタイ観光客の増加は、両国とカンボジアの強力な外交関係によるものである」とクメール・タイムズ紙に語り、「南中国からミャンマー、ラオス、カンボジアに鉄道が結ばれた場合、より多くの中国人観光客の訪問が期待される」と述べた。
観光省の統計によると、2014年には約450万人、2015年には約478万人の外国人観光客がカンボジアを訪れたという。同省は、2020年までに年間観光客数750万人、50億ドルの経済効果と約100万人の雇用を目標に掲げており、同計画は、2020年までに200万人の中国人観光客誘致も目指している。