(c)Khmer Times
教育・青少年・スポーツ省はユネスコと労働職業訓練省(MLVT)と共同で、中学校を中退したカンボジアの若者向けにオンライン教育による教育プログラムを開始する。クメールタイムズ紙が報じた。
同等基礎教育制度(Basic Education Equivalency Program=BEEP)は、グレード7からグレード9(日本でいうところの中学生)までの中退者に、中学3年生と同等の教育を受ける機会を無償で与えることを目的としている。
学生は所定のカウンセリングを受けた後、起業家精神、英語および情報技術を含む11のスキルをタブレットPCなどを利用してオンライン教育で学ぶ。
2月10日からカンボジア工科大学(ITC)で試行されるなど、まずプノンペンの5つの機関で利用できるようにし、その後シェムリアップ州でさらに5つの機関で運営する予定。
また、BEEPの学習者はその後、労働職業訓練省の支援により職業訓練を受講するという。
教育・青少年・スポーツ省によると、2017~18年は、カンボジア全国の中学校の中退者数(グレード7からグレード9)の数は16.6%で、このうち女子生徒が14.2%を占め、小学校の中退者数(グレード1からグレード6)の数は4.7%で、このうち女子生徒は3.5%、高校の中退者数(グレード10からグレード12)は19.7%で、このうち女子生徒の大半は17%を占めた。