(c)Phnom Penh Post
カンボジアの高校卒業試験に合格した生徒数が、今年わずかに上昇したとみられ、2014年に激しい不正行為を取り除くための全面的な見直し後、スコアが高まっている可能性があることを示している。プノンペンポスト紙が報じた。
教育・青少年・スポーツ省が発表した声明によると、今年の試験に合格した9万9728人の学生のうち、合計で63.84%が最低通過率である47%を上回っており、昨年の62%より上昇。今年通過した学生のうち424人が高得点を取り、昨年は405人、2014年はわずか11人だった。
また同声明によると、書類、電卓、携帯電話でのカンニング行為により28人の学生が失格したという。
NGO社会的責任ネットワーク(Affiliated Network for Social Accountability in East Asia and the Pacific=ANSA-EAP、本部フィリピン)のカンボジア支部代表は、合格生徒数の増加は“進歩の兆候だ”とし、彼は2014年の試験改革以来、学生の態度が改善されていると付け加えた。また同氏は、生徒らは贈収賄で試験に合格することを決して期待していないと語った。