(c)The Cambodia Daily
カンボジアのプレアヴィヒア州にあるストゥンセン川で魚が大量死した件について、地方当局は検査の結果、近隣のサトウキビ栽培からの肥料の流出である可能性が高い。カンボジアデイリー紙が伝えた。
州の環境部長によると、環境省による川水の検査を実施したところ、高レベルの肥料の残留が検出されたという。魚の大量死は肥料の流出によるものだと結論づけ、近隣にある中国人所有のサトウキビ農園が禁止肥料を使用しているかどうかを調査すると述べた。
同氏によると、中国人所有のサトウキビ農園が、サトウキビ畑を灌漑する水を確保するため、川を封鎖する形で不法に建設されているという。
しかしサイ・サムアル環境大臣は、環境部長の説明と反し、現段階では原因が明確ではなく調査中であるとし、「あと1週間あれば、可能性のある全ての原因を考える」と発言している。
水路沿いに住む住民たちは以前、化学物質を川に放棄し魚を殺したとして、この所有者の中国人を訴えた経緯がある。