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カンボジア政府はバスや運送会社に対し、今週のクメール正月にかけて交通法規に従い、運賃の値上げをやめるよう要求した。クメールタイムズ紙が報じた。
昨年、クメール正月にかけて交通事故により65人が死亡、214人が重体、265人が軽傷した。公共事業運輸省の長官は、お祭りの時期になると、特にスピード違反や飲酒運転による交通事故が増えると警戒する。
10日に行われた会合では、政府関係者から運送会社に対し交通法規の遵守や、過密車両の禁止、運賃の値上げ禁止、飲酒や薬物乱用の防止が強く求められた。
運賃の値上げを規制する法律は無いが、政府は会社に対し利用者を公平に扱うように要請しており、これを監視するため省庁の職員を配置すると長官は説明している。
これについて業界団体の代表は大型輸送会社のみになるだろうと苦言を呈す。多額に運賃を引き上る多くの運送会社は家族経営の小規模な会社であり、値上げを望まない会社にも波及効果をもたらすと指摘する。公共事業運輸省によると、現在29の運送会社があるという。