(c)Phnom Penh Post
今週発表された「世界幸福度報告書2017」において、カンボジアはここ近年では改善したものの、ランキング下位に位置した。プノンペンポストが報じた。
国連と米コロンビア大学が設立した「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」の世界幸福度報告によると、カンボジアは155ヶ国中129位だった。第1位はノルウェー、最下位は中央アフリカ共和国で、日本は51位。ASEAN諸国ではベトナムは94位、タイは32位だった。
ランキングは、政府や企業において汚職がないかどうか、社会的な寛容さ、人生選択の自由度、健康寿命などの6つの要素から構成される。2016年は157ヶ国中140位、2015年は158位中145位だった。
汚職や腐敗の防止を目的に活動するNGOのトランスペアレンシー・インターナショナル(TI、本部・ベルリン)のカンボジア支部の顧問は、「幸福度ランキングの構成要素に政府の質が含まれていることを考慮すると、このランキングは驚くものではない」と述べた。