カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年7月8日
  • カンボジアニュース

プノンペン都内路線バス、首都近郊や隣国を結び民業圧迫か[社会]

news_201607083_mini
(c)Khmer Times

 プノンペン都庁によると、首都近郊や隣国とプノンペンを結ぶバスサービスが始動するとクメールタイムズ紙が報じた。

 プノンペンの自治バス交通局の責任者は、「コンポンチャムバッタンバン、シェムリアップに公共バス路線を拡大する計画で、また、バンコクやホーチミンなどの近隣都市とプノンペンを結ぶサービスも実行する予定だ」と7月6日クメール・タイムズに語った。

 しかし同氏によると、「このサービスに中国のパートナーを求めており、中国政府に100台のバスを要求したが、まだ返答はない」と、拡張に数年かかる可能性があると述べる。

 都庁は、2001年に国際協力機構(JICA)の支援により公共バスサービスを開始し、1日当たりの総乗客数とバス 1 台当たりの乗客数は3441 人、332人であったとされるが、すぐに資金不足で停止した。この時、運賃は当初500リエルで、800リエルに値上げされた。

 その後、2014年に再びJICAからの支援で再開され、試行運転後にバスサービスの運営は中国企業へ引渡された。しかし、数ヵ月後、都庁はその中国企業を追い払い、公共バスサービスのオペレーションを引継いでいる。

 プノンペン都庁は、特に貧困層に向けてチケットの価格を抑えることに尽力し、毎日50台、約6000から7000人の乗客が都内バスサービスを使用している。

関連記事
経済
シアヌークビルの「スマートシティ」戦略に向けて豪州支援 カンボジア[経済]
(08月10日)
経済
JICA カンボジアに3000万ドルの資金援助[経済]
(10月28日)
社会
公共バス内に無料Wi-Fi設置へ プノンペン[社会]
(07月20日)
社会
プノンペン都内バスで電子決済カード利用可能に[社会]
(06月20日)
日系
JICA支援による送電・配電の入札者が決まる カンボジア電力公社[日系]
(13日)
社会
クメール正月 地方への無料バスは先着順 カンボジア[社会]
(04月05日)
あわせて読みたい
特集
カンボジア 水ビジネス最前線
注目
カンボジア全国技能大会にて、技能五輪金メダリストによる電工デモを初めて実施!
業界
役割と責任の明確化が必要 [人材・コンサル] 大西 義史 (1/2)
業界
役割と責任の明確化が必要[人材・コンサル] 大西 義史 (2/2)
業界
CJCCが夢を後押ししてくれる。そんな、存在を期待される組織でありたい [人材・コンサル] 大西 義史
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース
ここ1ヶ月で注目度の高いニュース