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  • 社会
  • 2016年4月6日
  • カンボジアニュース

近隣住民の反対によりプノンペン都内と空港を結ぶ高速道路の建設中止[社会]

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(c)Khmer Times

 フン・セン首相は4月4日、近隣住民の反対によりプノンペン都内と空港を結ぶ高速道路の建設中止を発表した。

 クメールタイムズ紙によると、地域住民の代表者は、高速道路の計画中止を嬉しく思うと述べ、実際は開発に反対なのではなく、政府の動きが明瞭あり人々が苦しまなければ良いと話す。

 住宅権利特別委員会のシア・フェルム最高経営責任者も、正しい判断だと首相の決定を高く評価しており、今後政府が高速道路を開発する場合には、計画の透明性と都民の参加が必要であり、都民も透明性のある開発には期待を寄せるだろうと付け加えた。

 また、公平なカンボジア社会を目指し組織された団体のコーディネーター、ヘン・ソクン氏は、高速道路が完成しても、都民にとって良い影響はなく、人々も心配していたと計画中止を支持するが、高速道路に代わる計画の可能性に言及し、もしあるとしても、人々への影響と適切な補償を熟考したうえで決定されるべきだと語った。

 フン・セン首相は、計画中止にも関わらず、現在使用していない6㎞の線路を取り払い、プノンペンの交通渋滞緩和のためその上に大きな道路を作りたいと話している。

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