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3月16日からプノンペン国際空港のターミナルの拡張が正式に決定されたと民間航空会社の関係者がクメールタイムズ紙に語った。
空港のアップグレードにかかる費用は1億ドルにのぼる。また滑走路や貨物ビル、ハンガーが増え、照明、計器類着陸システムのインストールを行う。
関係者は「旅客ターミナルの半分の完成を持ってグランドオープンを行うが、その後もプロジェクト全体が完了するまで作業を継続する予定だ。完了後は、少なくとも年間500万人の乗客を扱うことができる見込みだ」と語った。
カンボジアへの近隣諸国からの観光客数は今後5~10年にわたって急増することが予想されている。関係者は、「観光客数は、昨年比で年間約6~7%上昇しており、ターミナル拡張によってさらに増えていくだろう」と話す。
現時点で、カンボジア全土の空港はチャーター便を含む39の航空会社の便が毎日発着している。今年1月は利用客計で約70万人、便数は1万3千便にのぼる。これは、昨年比でそれぞれ3%増と5.8%増となる。
利用客数で見ると、プノンペン空港で約29万人利用、前年同月比8.1%増。シェムリアップ空港で約40万人利用となるも同1.1%減。シアヌークビル空港は1万2千人利用、前31.3%増となる。
便数で見ると、プノンペン空港で国内外便計、約2000便発着、前年同月比で13.7%増。シェムリアップ空港は同3000便、同0.5%減である。