昨年7月におこなわれた国民議会議員選挙後の与野党間の政治危機は一年近くたった今も解決できていないが、このことが少なからず海外の投資家の懸念材料となっていることは事実のようだ。
7月7日にスン・チャントール商業大臣と共に会見をおこなったWilliam E.Todd米国大使は次の様に説明した。「米国の投資家はカンボジアの政治が安定していることを望んでいる。現在の与野党間の政治危機が解決できれば米国の投資家はカンボジア投資をより一層促進させるだろう」。
この米国大使の発言を受けてスン・チャントール商業大臣は、「カンボジアの政治危機を解決するために救国党は国民議会に参加してほしい。救国党が国民議会に参加しない限り政治危機は解決することが出来ない」と返答した。
(写真:CAM PHOTO AGENCY/石川正頼)
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