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  • 労働
  • 2018年2月12日
  • カンボジアニュース

海外で強制労働されるカンボジア人 隣国と保護協議[労働]

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(c)Khmer Times

 カンボジアはタイへのカンボジア人労働者の保護について、ラオスとミャンマーの三国会議を開く予定だ。クメールタイムズ紙が報じた。

 人身取引対策委員会長のChou Bun Eng氏は、「カンボジア、ラオス、ミャンマーは多くの労働者がタイで働いている。彼らを保護するための方法を協力し模索する必要がある」と語った。

 人権団体が先月に発表した報告書によると、「タイの漁船や食品加工施設などでは人身取引や暴力行為が広範囲で行われており、多くの労働者は奴隷状態である」と指摘している。

 カンボジア外務国際協力省の年次報告書によると、去年986人のカンボジア人が虐待的な労働環境が理由で帰国をしており、国別の内訳は、マレーシアから382人と最も多く、次いでタイから288人、ベトナムから171人、中国から53人、ラオスから49人、インドネシアから23人と続いている。なお、日本から12人が帰国したという。

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