(c)Phnom Penh Post
国家社会保障基金(National Social Security Fund=NSSF)の発表によると、今月1日、コンポンチャム州バテアイ地区にあるリ・チアン縫製工場の労働者49人が、農民が近くの農園で殺虫剤を使用した後に失神した。プノンペンポスト紙が報じた。
NSSFのフェイスブックへの投稿によれば、午前7時30分ごろから頭痛や息苦しさの訴えや、意識を失う労働者が続出したという。重篤な状態にある10人と、軽度の症状を訴える39人が病院へ搬送された。
搬送先の病院の医師によれば、患者らは全員その日の16時までに退院した。すでにNSSFの職員が事件の調査と再発防止のために工場へ派遣されている。
最近、カンボジアの縫製工場における労働者の集団失神事件が相次いでおり、先月はカンダール州のグランドイースト・フットウェアファクトリーで2度の集団失神事件が発生している。1度目では80人、2度目では60人の労働者が意識を失った。