カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2019年11月1日
  • カンボジアニュース

シアヌークビルに2つのショッピングモールが年内オープン[経済]

news_201911012
(c)Khmer Times

 かつては静かなビーチタウンであったシアヌークビルは、近年の中国投資により目まぐるしい成長を遂げ、年内に新しいショッピングモールを2つオープン予定である。クメールタイムズが報じた。

 来月に開店するフリ・タイムズ・スクエアは、不動産開発会社フリ・リアルエステートとマカオ・香港の投資家が1000万ドルを出資したジョイントベンチャーによって開発されたもので、4階建て1万2000平方メートルのショッピングモールとなる。

 一方で、カンボジアの中国系デベロッパー、プリンス・リアルエステートグループは今週、年末までにショッピングモール、プリンス・ファン・ユー・センターをオープン予定であると発表した。テナントには、アディダスやペドロ、スターバックス、コーチといった幅広いアパレルブランドや飲食店が入る予定だ。

 不動産仲介会社のCBREカンボジアのダイレクターは、「シアヌークビルのショッピングモールは主に外国人観光客をターゲットとしている」と述べた。

 観光省の最近のデータによると、今年1月から8月の間にカンボジアの海岸沿いを訪れた外国人観光客は、前年同期よりも36.5%多い80万4000人に上った。

 シアヌークビルには8万人の中国人が在住し、ホテルやカジノ、レストラン、マッサージ店の90%近くは中国人が経営しているといわれている。2016年から2019年8月までに、中国から海岸沿いの州(コッコンシアヌークビルカンポット)に投資された額は26億ドルといわれ、これは国の投資額全体の11.5%に上る。

関連記事
経済
E-mart24がカンボジアに進出、2024年に最初の店舗を開設予定[経済]
(08月29日)
統計
最新レポートでカンボジアの消費者市場の秘密を明らかに[統計]
(08月10日)
経済
プノンペン-シェムリアップ高速道路の実現可能性調査がまもなく開始[経済]
(03月30日)
経済
シェブロン、カンボジアに最大100軒のガソリンスタンドを増設[経済]
(02月25日)
経済
シアヌークビルに大型ショッピングモールがソフトオープン カンボジア[経済]
(10月05日)
経済
敗訴の小売業者パークソン、シンガポールへ移送申立てが却下[経済]
(09月23日)
あわせて読みたい
特集
カンボジア人の声 イオンモール ヴット・ティラン
特集
イオンモールプノンペン開業、示唆に富むその舞台裏。ビジネス視察で見るべきポイント Vol.3
特集
イオンモールプノンペン開業、示唆に富むその舞台裏。ビジネス視察で見るべきポイント Vol.2
特集
イオンモールプノンペン開業、示唆に富むその舞台裏。ビジネス視察で見るべきポイント Vol.1
業界
最大の目標は、世界におけるカンボジアのプレゼンスを上げること[観光・飲食]温井 和佳奈(3/3)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース