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  • 経済
  • 2019年10月16日
  • カンボジアニュース

不動産会社CBREが第3四半期の不動産市況を報告[経済]

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(c)Khmer Times

 不動産会社CBREによると、今年の第3四半期にはコンドミニアムの新規プロジェクトが9件ローンチし、その半数以上が中間価格帯の物件だ。また、建設場所はチャムカーモーン区とチョロイチャンバー区に集中している。

 平均販売価格は、高価格帯の物件で1平方メートルあたり3190ドルと前期比で1.9%低下した。また、これとは対象的に低価格帯は1平方メートルあたり1531ドルと2%の上昇、中間価格帯は1平方メートルあたり2600ドルと1.2%上昇した。

 全体の売上では中間価格帯と高価格帯のコンドミニアムが減少し、手頃な価格の物件の売上が増加している。CBREによると、交通渋滞を避けるために都心のコンドミニアムを購入したい地元住民の増加が背景にあるという。


 また、完成物件による市場への供給は低調しており、供給量は前年同期比で5.1%増加、約1万7510戸に留まっている。

 賃料は、中間価格帯と低価格帯でほぼ安定しており、また今後の供給の増加により中期的には大幅に上昇するとは予測されていない。

 

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