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カンボジアでの新規のオンラインカジノライセンスの発行を停止するという最近の政府の決定により、中国からの投資と観光客の流入が減るものと関係者は予測している。クメールタイムズ紙が報じた。
中国人の投資家や観光客が過去数年間で増加している主な理由として、カンボジアのカジノ産業がある。沿岸部のシハヌークビルとタイ国境にあるポイペトには多くのカジノがある。
フン・セン首相は、新規のオンラインカジノのライセンスの発行を停止する指令を出したため、既存のライセンスも更新されないこととなった。
すでに多くのカジノが営業を自粛したため、何千人もの中国人がシアヌークビルを去ったという。また、この決定のわずか1週間後、内務省は、シアヌークビルとバベットでオンラインカジノ詐欺に関連して150人の中国人を国外追放した。
現地不動産会社のCEOによると、シアヌークビルのホテルやゲストハウスの客室料金が先月から低下しているという。また、同氏は、「シアヌークビルを離れる中国人は投資家ではなく労働者やギャンブラーだ。宿泊施設、飲食店、その他のサービス業の需要が低下している」と語る。
3年前に1平方メートルあたりわずか200ドルで販売されていたシアヌークビルの区画は、約3000ドルまでに値上がりしているが、オンラインカジノの禁止により、シアヌークビルやポイペト、バベットの地価に短期的な影響を与えると関係者は指摘している。