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  • 経済
  • 2019年9月5日
  • カンボジアニュース

中国市場向けのバナナ、増産目標に向かい順調に進める カンボジア[経済]

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(c)Khmer Times

 バナナを中国に直接輸出できる現地企業、ロングメイトアグリカルチャーは、年末までに2万2000トンの出荷を目標に進めている。クメールタイムズ紙が報じた。

 同社の責任者は、「5月上旬の最初の出荷以来、毎月輸出している。目標は年末までに2万2000トンの新鮮な黄色のバナナを中国に出荷することだ」と述べた。

 中国の北京や上海、大連、深センに輸出しており、出荷してから中国の港に到着するのまでに約11日を要するという。

 同社は、包装工場があるカンポット州チュク地区の400ヘクタールの農地でバナナを栽培し、今年中に農場をを1万ヘクタールまでに拡大する計画があるという。来年には中国へのバナナの輸出は3万3000トンに達することを目指している。

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(c)longmateagriculture

 農林水産省は5月、現地企業5社に対してバナナを中国に直接輸出することを許可した。5社は共同の式典を開催し、100トンを出荷目標とした。

 ヴェイン・サコン農林水産大臣は、「カンボジアの黄色のバナナは海外で非常によく売れており、政府は輸出拡大を支援する」と述べ、「中国へのバナナの輸出は、農業部門の発展と国家の経済成長に大きく貢献する」と付け加えた。

 カンボジアは今年13万トンのバナナを中国市場に出荷すると予想されている。