(c)Phnom Penh Post
カンボジア政府は、違法な建設現場に対して、電気や水道の供給の遮断や、資材の供給の差し止めを行う。プノンペンポスト紙が報じた。
6月22日に発生したシアヌークビルでのビル倒壊事故により多数の犠牲者が発生したことを受け、建設省の要請により組織されたチームがプレアシアヌーク州の建物の設計や建築基準を検査している。
首相の命令により、全ての違法建設現場には、鉱工・エネルギー省と工業手工芸省のそれぞれの指示により電気と水の供給が止められ、公共事業運輸省の指示により下水システムの接続を許可させない。さらに、情報省はこれら違法建設物の販売宣伝をさせない。
関係者によると、既にプレアシアヌーク州の100か所以上の建設現場が検査されたが、まだ始まったばかりだという。
NGO社会的責任ネットワークの事務局長は、「建設プロジェクトのほとんどは中国人に属している。綿密なレポートを公開してほしい。どこに不規則性や違法行為があったのか、誰がその背後にいたのか、そしてそれらがどのように対処されたのかを明らかにしてほしい」と述べた。
今回の動きの契機となった6月のビル倒壊事故では、4人の中国人が拘留されている。