カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2019年1月14日
  • カンボジアニュース

カンボジア 欧米の特恵関税制度の取り消しの影響に対応[経済]

news_20190114
(c)Khmer Times

 フン・セン首相は11日、欧州連合(EU)と米国がカンボジアに対して行っている特恵関税制度の取り消しの影響に対応するための国家政策を明らかにした。クメールタイムズ紙が報じた。

 フン・セン首相はメディアの代表者との年次総会での講演で、「EBAを失っても生き残ることができるように、ビジネス部門を保護し、改善するための一連の戦略を打ち出す」と述べ、「例えば、貿易をより円滑にするために、国境検問所では入国管理局と税関職員以外の職員の配置を止め、輸出入手数料を削減するなど、他にも検討している戦略がある」と述べた。

 政策研究センターのチャン・ソポール所長は翌日のフェイスブックで、「この戦略が国の競争力と自給自足を改善するのに役立つ。カンボジアの競争力を向上させ、EUと米国から与えられた優先的地位への依存を減らすための改革だ」と投稿した。

 EUと米国はカンボジアの衣料品、農産物(特に精米)の2つの主要市場だ。衣料品輸出の46%を、コメの24%を占めている。

関連記事
統計
カンボジア経済、観光業復活と非衣料品輸出好調により昨年5.3%成長[統計]
(02月06日)
経済
2023年の9ヶ月間におけるカンボジアの米国向け輸出:68億ドル、前年比2.1%減[経済]
(10月16日)
経済
衣料品・靴の輸出は18%減、タイからの織物輸入は72%減 カンボジア[経済]
(10月12日)
経済
カンボジアと中国:新時代の経済協力とその影響[経済]
(09月13日)
経済
中国企業、カンボジアのデジタル・スマート農業へ127億ドルを投資[経済]
(08月16日)
経済
カンボジアの2023年1-7月の輸出額、前年比2%減の135億ドル[経済]
(08月14日)
あわせて読みたい
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(4/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(3/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(2/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(1/4)
特集
スン・チャントール上級大臣兼公共事業運輸大臣が語る、カンボジアの努力と発展の可能性
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース
ここ1ヶ月で注目度の高いニュース