(c)Phnom Penh Post
地元新興企業や国際企業のカンボジア進出によりオフィススペースの需要が高まるものの、新規開発の着実な供給により、賃料に大きな変化は見られない。プノンペンポスト紙が報じた。
プノンペンで利用可能なオフィススペースは、不動産会社CBREの報告によると、昨年第1四半期の6万平方メートルから2018年第1四半期には35万5000平方メートルに増加した。
一方、賃料は1平方メートル当たり15.2ドルから15.1ドルに僅かな減少に留まっており、同社は年末までに約9万平方メートルの新しいオフィススペースが市場に出回ると見込んでいる。
不動産会社、センチュリー21カンボジアのグレース・フォンCEOは、「需要が増加しても、オフィス賃料は昨年同期比で上昇していない」と語った。
センチュリー21メコンのチレク・ソクニムCEOは、「カンボジアのオフィススペースの需要が増えているのは、オフィススペースを探している中小企業が増えているためだ。国際企業、特に中国からの企業の進出による影響が大きい」と、述べた。