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カンボジアの大手通信会社スマート・アクシアタは3月28日、デジタルサービス企業とベンチャー企業向けに500万ドルのベンチャーキャピタルファンドを開始したと発表した。
同社CEOのトーマス・ハント氏は、「近年、カンボジアにおいてデジタル起業家の数は急増しているが、現金と専門知識の両方で投資するファンドはなかった。個々の投資は、各事業の段階、業界、資金需要に応じて2万5000ドルから50万ドルまで変動する予定で、このファンドが、デジタルの第二波になることを期待している」と述べた。
投資の決定から投資後の成長は、運営パートナーであるメコン・ストラテジック・パートナーズ(MSP)によって管理されるといい、有効期間は事業立ち上げから最大5年間。金融テクノロジー、デジタルコマース、エンターテイメント、ソーシャルメディア、広告、教育、医療などに関連する企業に適応される。
MSPのマネージングパートナー、スティーブン・ヒギンズ氏は、「カンボジアのハイテク部門には大きなビジネスチャンスがあると確信しており、スマートと一緒にこのファンドを立ち上げることができて光栄だ」と語った。
郵政電気通信省のトラン・イゥテック大臣は、「この基金は、カンボジアのデジタル・イノベーションに向けた我が省の「ICT政策フレームワーク 2020」に沿ったものであり、デジタルにおけるより多くの才能を生み出す」と述べている。