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  • 経済
  • 2017年3月7日
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カンボジア南沿岸部 不動産開発会社にとっての鍵となるか[経済]

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(c)Khmer Times

 3月3日行われた 不動産建設フォーラムにおいて、カンボジア沿岸部の開発可能性について開発会社と投資家が議論した。クメールタイムズ紙が報じた。

 不動産やホテルのディベロッパーは、カンボジア南部の沿岸部を、事業投資を促進する可能性のある観光地として着目しており、ディベロッパーはシアヌーク州が観光地になる主な要因を、空と海によるインフラの接続性だとし、ビーチリゾートはアンコールワットのような文化的観光地以上に、観光客数が増えると予想、南沿岸地域に投資するのは良い時期だと発表した。

 リアルエステート・ドットコムのCEOは、「同地域のホスピタリティサービスの需要が増えたため、この地域への観光客や飛行機が増えており、国際的なブランド企業も、都市開発を予測し既にこの地域に投資している」と述べた。

 プレア・シアヌーク州のハイエンドホテルのディベロッパー、カンボジア・シティスター・グループのCEOは、「この州は観光地として可能性があり、空港の拡大により観光客が増え、ホスピタリティ産業、エンターテイメント産業、コンドミニアム事業は更に後押しされる」と話す。



 同州のクラビ島にあるシックス・センス・ホテルのディベロッパー、RPBインベストメントのCEOは、「シェムリアップ州の観光客が他の観光地を訪れる場合、シアヌークビルで4、5日以上滞在することが多い」と述べた。

 同様に、サクラレット・シアヌークビルのCEOは、「企業が進出を決めるのは、観光客、特に中国人観光客にビーチリゾートとして親しまれているのを確認できた後だ。増える観光客は、国際レベルのホスピタリティや、国内の5つ星ホテルを求めているが、まだその数は多くない」と語る。

 観光省によると、同地域は昨年約64万人の外国人観光客を受け入れたという。一方、観光地シェムリアップは220万人。

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