カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2017年2月27日
  • カンボジアニュース

カンボジアHGBグループ 英国高級車ベントレーの独占販売代理店に[経済]

news_201702271
(c)Khmer Times

 英国に本拠地を置くベントレー・モーターズ・グループは、カンボジア企業HGBグループと、2月22日よりカンボジアで高級車ベントレーの販売を行うことに合意した。クメールタイムズ紙が報じた。

 HGBグループは、これまでにロールス・ロイス、マツダ、フォルクスワーゲン、キアなどの有名自動車を地元に誘致した実績がある。今後はベントレーのコンチネンタルGTやフライングスパー、ベンテイガなど5つのモデルをカンボジアの顧客に提供する予定だ。

 HGBグループのヘルフリート・ハーゼノールCEOは、「ベントレー・モーターズ・グループは、品質やデザインの贅沢さ、および生産において世界有数の自動車企業の1つであり、その独占販売代理店になれたことを誇りに思う。カンボジアは、経済やインフラ、政治的安定性が高まっており、起業家やビジネスマンが増えている。HGBは顧客のニーズに応える高級車を輸入する」と述べた。

 ベントレー・モーターズのアジア太平洋地域担当ダイレクター、デビッド・ジャクソン氏は、「HGBグループのような熱心な販売会社であれば、カンボジアのお客様を喜んでベントレーの世界に迎え入れることができ、プロフェッショナルで質の高いカスタマーエクスペリエンスを提供することができる」と話す。

 ベントレー・モーター・グループの代表エイドリアン・ウェイン氏は、「カンボジアは、政治的、経済的、成長への安定性が高い市場だ。特に贅沢で高品質かつ美しいデザインの自動車を使いたいと、顧客の考え方が変わってきている。市場はベントレーにとってとても魅力的だ」と語った。

 カンボジアのビル・ロングハースト英国大使は、両社のパートナーシップを祝福し、「英国は現在世界の自動車生産で第3位にランクインされており、年間で約16億台の車を生産する」と述べる。

 チョム・プラシット大臣は、「7%の経済成長や政治的安定、中間層および市場の成長、自動車の需要増加や投資家を奨励する政策などが、外国投資の流入につながる要因だ」と述べた。

関連記事
統計
カンボジア経済、観光業復活と非衣料品輸出好調により昨年5.3%成長[統計]
(02月06日)
経済
2023年の9ヶ月間におけるカンボジアの米国向け輸出:68億ドル、前年比2.1%減[経済]
(10月16日)
経済
衣料品・靴の輸出は18%減、タイからの織物輸入は72%減 カンボジア[経済]
(10月12日)
経済
カンボジアと中国:新時代の経済協力とその影響[経済]
(09月13日)
経済
中国企業、カンボジアのデジタル・スマート農業へ127億ドルを投資[経済]
(08月16日)
経済
カンボジアの2023年1-7月の輸出額、前年比2%減の135億ドル[経済]
(08月14日)
あわせて読みたい
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(4/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(3/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(2/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(1/4)
特集
スン・チャントール上級大臣兼公共事業運輸大臣が語る、カンボジアの努力と発展の可能性
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース
ここ1ヶ月で注目度の高いニュース