(c)Phnom Penh Post
カンボジアで最も新しいインターネット・サービス・プロバイダーのトゥデイズコミュニケーションは、携帯インターネット利用者が大半の地方でのISP事業を展開し、飽和状態にあると言われているISP市場を牽引する存在になるかもしれない。プノンペンポスト紙は報じた。
同社ゼネラルマネージャーによると、「今後、地方の世帯数の増加やビジネス展開の拡大を背景に、安定した高速インターネットサービスの需要が高まると予測している。ビジネス用途以外にも、一般家庭向けのサービスも展開する」と語る。
5日、カンダール州のタクマオ市でISPサービスを開始し、来月シェムリアップ州では光ファイバー網を拡大し、近日中にシアヌークビル、ポイペト、コッポンチャムでもISP事業をスタートする予定だ。
郵便電気通信省の統計によると、2016年6月の段階で、カンボジア国内の携帯インターネット利用者は700万人以上いるのに対し、固定インターネット利用者は8万2926件にとどまっている。また、プノンペンでのISP市場はすでに飽和状態にあり、各社の価格競争が激化し、低価格化に歯止めがかからない状況だ。
そういった中で同社は、現在携帯インターネット利用が大半を占める地方での活路を見出し、今後の市場を牽引する可能があると同紙は報じている。