国営郵便のカンボジアポストは今年3月、オンラインショッピングのプラットフォームを開始すると発表した。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジアポストのオーク・ボラ事務局長は1月4日、「カンボジアのインターネットユーザー数は700万人おり、オンラインショッピングが人気を集めている。我々は、すべての事業主が郵便サービスで製品を販売できるプラットフォームを3月に立ち上げる」と述べた。
同氏は、「我々はすでに中国最大のオンラインショッピング会社、アリババの代理店として4ヶ月間、カンボジアの顧客に商品を届けており、その注文は月100トンにも上る。アリババやイーベイがアジア太平洋地域で非常に人気があることから、収益増が期待できるだろう」と話している。
しかし、電子商取引法案はまだ成立しておらず、今年中頃になる予定。草案にはオンライン署名に対するクレジットカード及びデビットカードの使用や、消費者の安全を確保するための規程もあり、カンボジア国立銀行が運営する電子決済も対象としている。また、違反者には罰則条項もあるという。
同氏は、「現在、カンボジアポストは全国配送と輸送サービスを提供しており、オンラインショッピングのプラットフォームは、顧客と製品を販売したいビジネスオーナーには非常に便利だ」と述べ、また「オンラインでの支払いは携帯電話による送金サービスやスタッフへの直接払いなど多くの選択肢がある。サービス料は顧客ではなく売り手に請求し、3月からはカンボジアポストのウェブサイトにログインするだけでサービスを受けることができる。また、電子チケットや電子決済などのソリューションの立ち上げについて、さらなる調査を行う予定だ」と付け加えている。