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カンボジアの女性起業家らが、国内での事業拡大における障壁について声を上げた。社会的に期待される性役割やそれによる活動の制限が、事業拡大を妨げる大きな要因となっているという。クメールタイムズ紙が報じた。
17日、カンボジア女性起業家協会(CWEA)のケオ・マム会長は、「人々が一般に認知している性役割の問題に直面するのは女性起業家だ。女性は家事に専念するという考えが旧来的に存在し、子供の世話などに時間を取られるために大きな事業を行うことができない」と話した。
女性省によれば、 男性よりも女性のほうが62%も多くビジネスを行っているものの、事業規模や収入額は男性よりずっと少ない。
CWEAのケオ会長は、融資へのアクセスが限られていることが女性によるビジネスの足を引っ張っているとして、政府と金融機関に対し、在庫品や機械類も担保として認めるなどの特恵的な条件で融資を提供するよう求めた。